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2024年7月22日の世界の市場概況

今週、シカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売件数、貿易収支、S&Pグローバル製造業・サービス業PMIの速報値など、いくつかの重要な経済指標の発表が予定されています。これらのデータは外国為替市場に大きな影響を与えるでしょう。更に、米連邦準備制度理事会(FRB)や他の主要中央銀行の当局者による発表が控えており、市場にさらなる指針を提供することになります。


USD: 安全資産需要による強い反発


米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ観測や米国の労働市場の脆弱性から米ドルには圧力がかかっているものの、世界的なサービス業閉鎖やバイデン政権による中国への技術輸出制限をめぐる不透明感のなか、安全資産としてドルが再び浮上しています。ドルインデックスで測定される米ドルは反発を続け、104.00レベルを突破しました。週間ベースでは、同指数は2週間の連続下落を止めることに成功しました。

GBP/USD
今週のGBPUSDは6月の英国小売売上高の低迷によって引きずられました。データによると6月の英国小売売上高は予想以上に減少し、英国経済の見通しに対する市場の懸念が高まりました。その結果、ポンドは対ドルに対して0.25%下落し、1.2920ドルで取引され、3週間連続上昇に終止符が打たれました。

USD/CAD は25pips上昇し、1.3729になりました。カナダの6月生産者物価指数(PPI)は前年比2.8%増(予想は1.8%増)となりましたが、5月の小売売上高は前月比0.8%減(予想は0.6%減)でした。

USDJPY は9pips上昇し、157.56になりました。中央銀行の介入とインフレの上昇という二重の影響でドル円は変動しました。日銀が為替介入したとの報告がある一方で、インフレの継続的な上昇は経済回復の兆候を示しています。


先週の金曜日に世界的なシステム障害が発生し、航空、金融、ヘルスケアなど複数の業界で業務が中断しました。サイバーセキュリティ企業クラウドストライク(CRWD)のソフトウェアの不具合が原因で、マイクロソフト(MSFT)のWindows OSを使用しているコンピューターに影響を及ぼしたようです。

クラウドストライク(CRWD)は11.10%下落し、S&P500の最もパフォーマンスの悪い銘柄となりました。マイクロソフト(MSFT)は0.74%下落しました。

テスラ(TSLA)は4.02%下落、エヌビディア(NVDA)は2.61%下落しました。

BTC は、バイデン米大統領が2024年の大統領選挙からの撤退を発表した後、68,000ドルを超えて急騰しました。